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対談インタビュー『BULK HOMME』菊池魁さん
バルクオムのデジタルマーケティング戦略とTouchSpot導入理由
公開日: 2020/11/26
この度は、メンズスキンケアブランドの『BULK HOMME』のマーケターであり、これまで数々のマーケ ティング施策を行いBULK HOMMEの認知の底上げをしてきた菊池さんに、これからの動画マーケティン グの変化やTouchSpotの導入理由、また今後のBULK HOMMEとしてのマーケティングの考えなどについ て語っていただきました。
1. 注目のマーケティング施策『インタラクティブ動画』の導入
水嶋:
これまで様々なマーケティング施策を行われてきた中で、インタラクティブ動画自体はご存知でしたか?
菊池さん:
もちろんインタラクティブ動画の事も知っていました。今回は新しい手法として是非取り組んでみたいなというところで、実施に至りました。
水嶋:
僕から聞くのも何なんですけど、なぜ弊社だったのかみたいな、タッチスポットとして導入したのかみたいな明確なことってあったりしますか?
菊池さん:
そうですね。新しい手法としてインタラクティブ動画を取り入れたいというのはあったのですが、実現する手段が自社にはないので外部に目を向けることになりました。そうなったときにやっぱり、インタラクティブ動画にしっかり力を入れている企業さんはまだまだ少ないなって思っていて、そこでタッチスポットさんがかなりインタラクティブ動画をけん引しているということで、今回一緒にやらせていただければなと思いました。
水嶋:
2016年くらいに皆さん始められて、僕らもずっとやってきている中の一社としてやらせていただいていますので、これからも一番イケてる物を作っていると思われるような会社を目指しています。
また、僕らとしても、イケてる物を作るという事は企業さんの理念を噛み砕いて、そのKPIを達成するために何をしなきゃいけないのか、ブランドイメージを毀損せずにどうやって購買をあげていくかみたいな所を、しっかりマーケティングに落とし込んで、さらにそれをクリエイティブに落とし込んで出していきたいと考えています。
菊池さん:
実際に撮影させて頂いた後も、企画出しから最後のレポートを出していただいて数値改善の提案までしていただいたので、最初の取り組みとして凄くやりやすかったですし、ご提案頂いてから1ヶ月くらいでローンチできて、スピード感とかも凄くマッチしてありがたく思っています。
インタラクティブ動画についてより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
水嶋:
インタラクティブ動画は従来の動画と違って、何を見た・見ていないに留まらずに各ボタンが何をしたのか、どの広告経由で入ってきた人はどのルートにいきやすいのか、どのボタンを押した人はチャットボット開けやすいのかなど、全てのものに対してWebページと同じように分析指標を置いて数値を計測できるのが強みだと思うのですが、今後はどのような指標でPDCAを回していきたいですか?
菊池さん:
従来の動画と違う所は、取れる情報がすごく多いと思うんです。なのでPDCAも凄く回しやすいと思うので、感覚的ではなく数値ベースでしっかり改善しながら回していければと思っています。
水嶋:
今回の動画でもこれだけ診断しているんだから、実はこれくらいの人達が乾燥肌なんだとか、それに対してこういう情報が出てきている人の方が購入しやすいよ、と言う所まで見れているので、今後の取り組みに対してその数値を見ながらとか、次にはどんな数値取りたいよねとかがあると思うんですけど、例えば今回いろんな流入経路を別に作らせていただいて、Tiktokはこうだ、Facebookはこうだってというのをやらせていただいたんですけど、やっぱりそれでも結果が全然違うことがあって効果が面白いなと思って、いろんな事をやっていきたいなというのは我々の中にあります。
こういう事もっとやっていきたいだとか、もっとここを変えていきたいというのはありますか?
菊池さん:
数値ベースでこのコンテンツは良かったね、このコンテンツは微妙だから外そうと言うのができるので流入媒体によって、Facebookだったらこっちのコンテンツが選ばれてるからこっちのコンテンツをLPにちょっと多めに入れていこうね、そういった全体の設計までインタラクティブ動画含めやっていきたいなと思ってます。
水嶋:
やっぱりどうしてもヒートマップだけとかだと、「赤くなってる」くらいしかわからない部分に対して、インタラクティブ動画だと興味が数値化されるので、実はLPの順序はこっちの方がいいんじゃないかとか、そういったところのインタラクティブ動画の枠を超えたマーケティングにまで情報提供ができるところが弊社の強みですし、我々としてもそういうところも一緒に考えることができ、ただ製作するだけじゃない、マーケティングを一貫してサポートできる所が弊社の強みなので一緒にやっていければなと思っています。
他の企業への導入事例を参考にした方はこちらの記事を参考にしてください。
2. これからの動画マーケティングに必要な「時間」の概念
水嶋:
これからの動画マーケティングってどのように展望すると思いますか?
菊池さん:
動画クリエイティブで過激な表現が増えている中、ユーザーはそんな風潮を嫌がるようになってきます。これからは、セーフティーなブランドイメージを守った上での広告施策を展開していくことが企業に求められているのでは、と思います。
そこに対して、インタラクティブ動画などを使用しながら、ちゃんとブランドイメージを守った上での効果のある動画を展開していくのが企業に求められてるのかなと思います。
水嶋:
そうですね、やっぱり今動画マーケティングで言うと大きく二つに分かれているのかなと思っていて、プロモーションなどのブランディングに向けた文脈の動画と、安く早くたくさん生成してテンプレートの型でバンバン出していく動画でどちらも増えていくと思います。
その中で、間違いなくコンテンツはリアルに近づくはずで、テキストより静止画、静止画より動画、動画よりインタラクティブ動画、他にもAR/VRみたいな、少しずづリアルに近いコンテンツを求めだす、そのコンテンツが世に届けられる様なインフラの整備がこれからされていくと思います。4Gが5Gになるとか、そういう中でどれだけ時間に対するUXデザインを考えられるかが今後、動画マーケティングをしていく人たちにとっての鍵となると思っています。
菊池さん:
やはりこの自粛期間で動画を見られる方が増えてきたと思うんですけど、1個の動画に対する可処分時間はどんどん削られてきていると思ってて、やっぱり短い時間の中でどれだけ効率よく中身の詰まったコンテンツを見せられるかが凄く重要だと思いますね。
水嶋:
動画って今まで撮って見せるだけ、例えばYouTubeのサムネネイルは動くじゃないですか、あれ5秒くらいみて「面白そう」と思って見たりとか「面白くなさそう」って思って見なかったりとか、それくらい取捨選択のスピード感は早まっているんですよ。
そうなると、インタラクティブ動画っていうのはどこにボタンを置くか、さらに何秒後に何秒間ボタンを表示するかっていうZ軸での秒数という概念が発生して、Webサイトは今まで2次元だけど、インタラクティブ動画は3次元っていう僕の中で捉え方をしていて、なのでどれくらいの秒数でそれを出すことがよりユーザーにとっていい体験に変わるのかを意識して動画を作っています。
例えばバルクオムさんであれば、5秒以内に選択肢を出せると最もいいというのがありまして、要するになんとなく見てた人が診断があるんだと思えるかどうか、スクロールをしない層がただ黙って見ていただけで、その診断ボタンに出会えるかどうか、というのは凄く意識していて、その後のストレスのないテンポ感とか『時間という概念』を意識しているので、今までになかった概念を取り入れていければいけるほど、動画マーケティングの特にインタラクティブ動画で非常に効果が出てくるのかなと思います。
菊池さん:
今後、動画マーケティングを使用する企業が増えてくと思うので、インタラクティブ動画は今後、最も期待値の高い手法だなと思います。
水嶋:
ありがとうございます。是非その期待に添える様にブラッシュアップして、面白いコンテンツだなと思っていただける様に取り組んでいきたいと思います。
3. 自社にないリソースを補う鍵は『二人三脚での取り組み』
水嶋:
実際、弊社タッチスポットと取り組みさせて頂いてどうでしたか?ざっくりなんですけど(笑)
菊池さん:
今回LPのトップの部分にインタラクティブ動画を設置させて頂いたんですけど、一番良かったのが直帰率の部分ですね。元々凄く直帰率は改善されるお話はお伺いしてたんですけど、しっかり効果が出たっていうのは一つ大きな成果かなってのと、弊社として最後に一番見ているのはCVRなのですが、LPのCVRは確実に改善され、その分影響もかなり大きくしっかりと購買にも繋がっている点が成果としてあったと思います。
水嶋:
動画以外の数値に関しては、結果を聞かせていただけないと知れない部分なので、それを聞いたときやっと僕らとしは一安心できるっていうのがあって、CVRがあがりましたよって話を聞いたときに良かったと初めてホットできる瞬間ですね。
菊池さん:
今回導入の時に、新しい媒体にチャレンジするっていうタイミングだったので1つなんか起爆剤となる施策が欲しいなと思っていたところでした。具体的にはTikTokに対してチャレンジして行こうというタイミングだったので、色んな施策を打っていたんですけど、やっぱりその中で一番インタラクティブ動画施策が一番効果が良かったですね。
水嶋:
我々としてはインタラクティブ動画は新しいもの、みなさんどうやっていいか分からない。そうなった時に企画から一緒にやっていきましょうというのは、我々は最初の企画から結構深く入るのが得意な分野で、お力添えの仕方なんですけどそういったところはインハウスをやられてる方からしたらどのような捉え方をされていますか?
菊池さん:
そうですね。インタラクティブ動画の良いところとして、企画の引き出しが従来の動画と比較してより幅がある、そこに対して知識のあるタッチスポットさんからを企画だしからやっていただけると凄くありがたてやりやすいと感じました。
水嶋:
ありがとうございます!ズバリ「TouchSpot」を導入してどうでしたか?
菊池さん:
本当にあらゆる施策を打った中でインタラクティブ動画の施策の効果、具体的にいうと直帰率であったりCVRは大幅に改善されたことが一番大きかったと思っていますね。
4. 目指すは『メンズスキンケアブランドシェア世界No.1』
水嶋:
最後にバルクオムさんのマーケティング目標とか今後の展望を教えて下さい。
菊池さん:
バルクオムはメンズスキンケアブランドシェア世界No.1を目指していて、まだまだこれから日本のみならず海外もしっかり伸ばしていきたいなと思っています!
そのためには、弊社のマーケティングのスピリットとして、できる事はひたすら挑戦するというのがあります。なので新しい手法が出たらやるし、既に市場に出ている手法であれば積極的に取り組む。それこそ、各SNSなどは広告運用していますし、それに対して、細かい部分で今流行っているコンテンツを使用してみたりなど思いつく限りやっていこうと思っています。
またインタラクティブ動画に関しては、今回はLPのトップに設置したんですけど、クッションページだったり、記事LPみたいなところに設置するとより効果があるっていうお話をお伺いしてるので、今後是非そこもやっていきたいって思いますし、もちろん企画ベースでやりたい事もたくさんありますので、それこそウチの製品って泡が特徴なので、もっと泡のテクスチャーを感じていただけるような、動画コンテンツとか、今回はスピードとかも色々あったので、有り物の動画とか素材で作って頂いたと思うんですけど、やっぱり1から動画を撮ってしっかりした物とかを作ってチャレンジしていきたいなと思ってますね。
水嶋:
是非一緒にやっていきましょう!
菊池さん:
こちらこそよろしくお願いします!
水嶋:
本日は貴重なお時間いただきありがとうございました!また、今後ともよろしくお願いします!
今回のインタビューをferret様でも記事にしていただいています。