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触れる動画・インタラクティブ動画とは?メリットや事例をわかりやすく解説
動画広告を試してみたいけど何が良いのかわからない、活用しているけど実際に効果が出ているとは思えない… この様に、動画広告を上手く活用したいが、なかなかその活用方法が分からないという理由で悩んでいませんか? 実際、動画広告に溢れている現代で、人々の印象に残るものを作成するのは非常に困難です。そこで今回は人々の印象に確実に残る触れる動画「インタラクティブ動画」をご紹介します。
インタラクティブ動画とは
インタラクティブとは
「インタラクティブ(interactive)」とは “相互に作用する” や “双方向性” などの意味を持った英単語です。送り手からの一方的な情報発信ではなく、その内容に対し受け手が端末の操作をし、通信を介して情報をやり取りをする行為のことを指します。
これはパソコンやスマホ上に限ったことではなく、 ”リモコンのdボタンからテレビ番組の企画に参加できる” などの視聴者参加型の企画もインタラクティブコンテンツのひとつです。
ユーザーのニーズを瞬時にコンテンツに反映させられることから、双方向性を持ったインタラクティブコンテンツの注目度は高まってきています。
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは、動画内に視聴者がタップすることができるボタンを設置し、視聴者が動画視聴時にリアルタイムでアクションを起こすことが出来る動画です。
視聴者の選択でストーリーの結末が変化したり、動画内の気になる部分をタップするとその詳細が表示されるなど、視聴者が能動的に動画に参加できるようになります。この自発的なアクションを促すことによって、ユーザーは今までにない新しい動画視聴体験を得ることができます。
この視聴者が参加できる双方向性によって、インタラクティブ動画は視聴者の動画理解を促進させ、送り手のメッセージを最大限視聴者に伝えることができます。
なぜ今インタラクティブ動画なのか
スマートフォンの普及
近年ではスマートフォンの普及が目覚ましく、総務省の2017年の調査によると全体の60.9%が所持していることが明らかになりました。特に、20代や30代の若い世代は90%以上がスマートフォンを保有していおり、今後も増加傾向にあります。直感的な操作や持ち運びに便利なスマートフォンの普及によって、動画に触れる機会も増加しました。
【出典】総務省|平成30年版 情報通信白書|インターネット利用の広がり
動画の視聴形態の変化
近年、若い世代のテレビ離れが話題となっていますが、その要因として動画プラットフォームの増加が挙げられます。YouTubeなどの無料のプラットフォームのみならず、NetflixやAmazon Primeなどの定額制動画配信サービス、さらにはSNSでも動画が視聴できるようになりました。これらにより、自分の好きな動画を好きな時に視聴することが定着し、動画視聴形態は大幅に変容しました。
通信環境の変化
通信インフラ環境の発展と整備が進んだことにより、動画は場所やデバイスを問わず、ストレスフリーに楽しめるものとなりました。さらに2020年、さらに通信インフラが発展した5G時代への突入により、2時間の動画が2,3秒でダウンロードできるとも言われています。これによって、高度な通信を必要とするインタラクティブ動画のニーズも高まりつつあるという背景があります。
動画技術の発展
ARやVRなどといった最新技術を取り入れた動画は、最新のトレンドとなっています。この技術はポケモンGOやドラクエウォークといったゲームアプリにも使用され、認知度も上昇しています。現実のアクションと映像を繋ぐコンテンツは非常に話題性が高く、AIを活用したインタラクティブ動画もそのひとつです。
このように、視聴者の動画視聴に対するハードルも下がりつつあるため、多くの視聴者が実際に触れられるインタラクティブ動画が身近に感じられるようになってきました。しかし、企業側の利益につながるメリットがなければ活用に踏み切ることはないでしょう。
ここからは、インタラクティブ動画を活用するメリットについて紹介します。
インタラクティブ動画がもたらすメリット
新しい動画視聴体験
普段動画を見慣れている現代の方にとって動画広告は見慣れたものであり、関心の引かないものは見られなくなってしまっています。しかし、触れるボタンを動画に設置することによって、アクションを促すことが可能になります。動画を触るという今までにはない体験は、興味・関心の増加に繋がり、積極的な視聴に導くことができます。
エンゲージメント増加
インタラクティブ動画はユーザーがタップできるボタンを設置させることによって、動画を触るという通常の動画にはないアクションを促すことが出来ます。これにより見るだけではなく、見て触るという能動的な行為になるため、視聴時間の増加はもちろん、集中した視聴に導くことができます。従来の動画では離脱をしてしまっていたかもしれないユーザーであっても、自然と動画で伝えたいことへの理解の促進に繋がります。
利益に直結
通常の動画では動画内の商品が欲しいと思っても、一度動画を閉じて検索し直さなくてはならず、購入手順が煩雑でした。しかし、インタラクティブ動画は直接その商品の購入ページに飛ぶことができます。つまり、動画視聴時の直感的なコンバージョンを促し、直接的な利益へとつなげることを可能にします。キャンペーン応募やアプリゲームの起動など様々なジャンルの施策が可能であり、弊社の事例ではCVRが80%を上回るという驚異的な数値も計測しています。
高度分析が可能
既存の動画コンテンツでは視聴回数、平均視聴時間など基本的なデータしか採取出来ませんでした。しかし、インタラクティブ動画の場合、インタラクティブスポット(タップ可能なボタン)ごとにタップ数などの数値を計測することが可能です。つまり、 「視聴者にどの選択肢が好まれていて、そのうちの何%が商品購入までつながった」 「動画内の何秒地点の分岐で離脱されている回数が多くなっている」 などの具体的なものを数値化して分析をすることが出来ます。この多量な情報の収集によって、動画ひとつでPDCAサイクルを回すことが出来ます。
認知から購入・拡散までの流れを認識
ユーザーが商品購入やサービス導入をする際には、一般的にマーケティングファネルという認知 → 興味・関心 → サービス検討→ 購入→拡散の下記図のような流れに沿ってユーザーの意識・行動が変化することが基本です。通常の場合、それぞれのマーケティングファネルの階層においてユーザーへのアプローチの仕方を変容させていく必要があります。
しかし、インタラクティブ動画では下記図のようにそのユーザーの流れを一本化し、動画一つでこの購入フローをまかなうことが可能です。
インタラクティブ動画の機能
シーンリンク
ストーリー形式の動画において、分岐点で選択肢を表示させ、視聴者自身が選んだシーンを再生します。自身のアクションに応じてストーリーが変化するこの機能は、興味関心を増大させ、より動画に引き込む効果をもたらします。
ポップアップ
動画内に設置されたボタンをタップすると、その場で詳細情報を表示します。動画では表しきれない補足情報や画像をタップして表示できることで、視聴者自身が知りたい情報を選択することができ、視聴者の望んでいるものにコミットした動画になります。
サイトリンク
動画内に出てくる商品やサービスにボタンを設置することによって、その商品を気になった視聴者がワンタップで購入ページや、詳細情報のリンクに遷移する事が可能です。“動画を閉じて商品を検索する”という従来のページ遷移プロセスがなくなり、高いCVRが期待できます。
目次移動機能
動画内の特定の場所を設定しておくことによって、ユーザーを指定した場所まで誘導できます。例えば、チャプター別に分かれている動画の際に、チャプターを目次の様に表示し、視聴者が目次を選択することによって、動画内の任意の地点まで誘導することが出来ます。つまり、視聴者が望んでいるシーンを選択出来る様にする事が可能です。
インタラクティブ動画の事例
ここまで説明した魅力から、様々な業界でインタラクティブ動画が導入されています。ここでは弊社が実際に作成した動画を元に事例を紹介していきます。
ゲーム
ファイナルファンタジーのゲームでのTwitter連動キャンペーン活用事例です。キャラクター選択からアイテムゲットの流れをテンポよく盛り込んだため、高い視聴完了率をマークした事例です。
教育
外務省のODAの活動内容を説明したインタラクティブ動画事例になります。RPGゲームのように鷹の爪団のキャラクターと会話する形で、視聴者を動画に引き込むことができた事例です。
施設案内
東急不動産「Plug and Play Shibuya」の施設紹介・Q&Aでの活用事例です。オンラインで深い理解をしてオフラインに呼び込むことでより送客が見込める事例になります。
採用
第一カッター興業の採用動画での活用事例です。若者に馴染みのない業界を実際に面白く疑似体験をすることで、興味を沸かせ、高いエントリー数を実現した事例になります。
まとめ
インタラクティブ動画は動画内に視聴者がタップすることができるボタンを設置することで、自発的なアクションを促し、双方向的なやり取りを可能にします。この今までにない新しい視聴体験はユーザーの動画理解を促進させ、エンゲージメントやコンバージョンの増加など様々なメリットをもたらすことが出来ます。
5Gに移り変わるこの時期だからこそ、インタラクティブ動画は今の時代に最適な動画コンテンツだと言えます。印象に残るインタラクティブ動画を他社との差別化の為に活かしてみるのはいかがでしょうか。
しかし、作成に対して何から始めればいいのかわからない、などのハードルを感じている人も多いのではないかと思います。そこで今回は、インタラクティブ動画制作サービス「タッチスポット」をご紹介します。
インタラクティブ動画作成サービス「タッチスポット」
インタラクティブ動画を企画から制作までプロが一貫して行うサービスです。
動画のインタラクティブ化のみならず、企業が抱える課題の洗い出し、課題に合わせた動画企画の立案、撮影編集、その後の分析まで行うことが可能です。
インタラクティブ動画作成とその活用に関する全てを請け負うことで、インタラクティブ動画に関する流れを全て把握し、確実に企業の問題解決に繋げることを可能にしています。
タッチスポットの強み
お客様の目的を叶える動画内UI・UXの設計
マーケティングの目線から、ユーザーの感情を動かし行動を促す、インタラクティブ動画の制作を行います。集客方法から広告運用まで、あらゆるマーケティング効果向上をサポートします。
数値分析による効果最大化に向けた提案
タッチスポットは映像という定性的なコンテンツを定量的な数値を用いて分析し、レポーティング・次回施策の提案まで行います。
細部のクオリティに拘るクリエイターとの連携
視聴ユーザーに「押したい」「知りたい」と思わせるクリエイティブに付け加え、 「動画との親和性」「デザイン性」をも追求したクリエイティブを制作可能。 インタラクティブ動画に関わる全ての要素に人の心を動かすエッセンスを加えています。
安心の効果実績
インタラクティブ動画に精通したプロが企画から分析まで一貫して行うため、確実な効果が見込めます。