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インタラクティブ動画なら動画内タップ数も計測可能!?動画一つでPDCAの回せる秘密を解説!
動画広告の数値計測において、CTR(クリック率)は重視されるようになってきました。確かに動画を見てもらわなければ広告としての意味はないため、このクリック率は非常に重要な指標です。 しかし、それだけでは動画自体の明確な改善箇所を把握するのは不可能です。では、動画再生のためのクリック数だけではなく、“動画再生中”のクリック数を把握することが出来たらどうでしょうか? そこで今回は、動画内をタップされた回数を計測し、動画自体の改善につなげることができる、触れる動画「インタラクティブ動画」をご紹介します。
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは動画内に視聴者がタップすることができるボタン(インタラクティブスポット)を設置し、視聴者が動画視聴時にリアルタイムでアクションを起こすことが出来る動画です。ユーザーに今までにはない新しい動画視聴体験をもたらしているとして、近年話題を呼んでいます。
動画をタップするとは
下の動画の様に、インタラクティブ動画は視聴者が実際に動画をタップすることで動画を進めていくことが出来ます。
通常の動画の場合、動画再生中に画面を触ったとしても、出てくるのはせいぜい再生・停止ボタンだけでしょう。しかし、インタラクティブ動画ではインタラクティブスポットを動画のストーリーが分岐するポイントとして設置することによって、視聴者自らが視聴したいストーリーを選択することが出来ます。
インタラクティブ動画は視聴者に選択肢を提示して選択を迫り、それに対してユーザーはアクションをすることによって、その後の動画内容が変化するという双方向的な今までにない新しい視聴体験を“動画のタップ”によってもたらしています。
実際にタップされると何がいいのか
平均タップ数が多い動画広告はそれだけ視聴者が興味を持って視聴しているということが分かります。受動的であった通常の動画とは違い、視聴を見て触るという能動的な行為に変化させることができるため、多くのタップがされている動画は視聴者を集中した視聴へと導いていると判断できます。従来の動画では離脱をしてしまっていたかもしれないユーザーであっても、タップを促すことによって自然と動画への理解を深めることが出来ます。
なぜタップ数を計測するのか
インタラクティブ動画は、インタラクティブスポットごとにタップ数の数値計測をすることが可能です。これによって、ユーザー情報を的な定量的なデータとして、蓄積することができます。例えば、下記のように選択肢を設置したインタラクティブ動画の場合、各選択肢ごとの数値を計測できます。つまり、クリックされた回数が多ければ多いほど、ユーザーにとってその選択肢は興味を引くものであったことがわかります。
このインタラクティブスポットごとの計測数値は、動画を視聴した人々の興味・関心を表しており、ターゲットを絞って広告を配信しているマーケティング担当にとっては喉から手が出るほど欲している有益な情報なのではないでしょうか。この数値を用いることによって、次回施策に対して動画や画像の差し替えなどといった、明確な対策を講じることが可能になります。つまり効果検証までを動画一つで行い、PDCAサイクルを回すことができるようになります。
動画内のタップ数が多い事例
外務省様
外務省のODAの活動内容を説明動画での活用事例です。キャラクターと会話をしているような形で動画を進められるため、平均タップ数18回という数値を計測した事例です。
サイバー・バズ様の事例
サイバー・バズのInstagramを用いたプレゼントキャンペーンでの活用事例です。動画をタップしてキャンペーンに応募することができるという付加価値によって、平均タップ数7.2回という効果に至った事例です。
アンドファクトリー様の事例
アンドファクトリーの漫画アプリを宣伝での活用事例です。漫画のストーリーの続きが気になるという視聴者の押したいという気持ちを喚起することで、平均タップ数4.3回という高い効果を挙げられた事例です。
まとめ
インタラクティブ動画においては、現在の広告指標の一つとして認識されているクリック率(CTR)とは別に動画内のクリック率(タップ数)も測ることが出来ます。この定量的な数値を基にユーザーの興味・関心を把握して、明確な根拠を持った動画改善が可能です。通常の動画には真似できない、インタラクティブ動画独自の数値計測でPDCAを回して、より良い動画広告を作成して他社との差別化を図ってみてはいかがでしょうか?