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これからの動画マーケティングはインタラクティブ動画!広告活用事例を紹介
スマートフォンの普及に伴い、動画広告を視聴する機会が増加しています。多くの企業がテレビCMよりも安価で効果も高いことから動画広告へと乗り出しています。しかしながら、企業のマーケティング担当者は自社でどの様な動画を作成すべきなのか日々頭を悩ませていることでしょう。 そこで今回は、新しい動画広告として話題を呼んでいる触れる動画「インタラクティブ動画」をご紹介します。
動画広告の現状
インターネット広告費の増加
株式会社電通の発表によると、2019年の日本の総広告費は7億円近くにまで膨れ上がり、8年連続のプラス成長になっています。その中でも特に話題を呼んだのが、テレビをインターネットが抜いたということです。近年のインターネット広告の成長は目覚ましく、6年連続二桁成長によってテレビメディア広告費を超えて2兆円の市場規模となっています。
【参考文献】2019年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析 - 電通
動画広告の発展
インターネット広告の中でも、動画広告市場は目覚ましい成長を遂げています。インターネット広告媒体費全体を広告種別の構成比でみると、動画広告が約20%を占めるまでに成長し、前年の1.5倍の広告費となっています。2020年以降のインターネット広告でも動画分野は更なる成長を遂げると予想されています。
この背景には、スマートフォンの普及により、個人が自身の好きな動画を個人で視聴することが普遍的になり始めている要因があります。特にYouTubeは関連動画の設置などによって直感的なタップを促進させ、どんどんと視聴する動画を変更していくという行為が常態化しているのも事実です。
【参考文献】2019年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析 - 電通
そのため、動画広告を運用する際には他の動画広告との差別化を図ることで、多様な動画市場の中で埋もれないようにすることが重要になってきます。
インタラクティブ動画とは?
インタラクティブ動画とは動画内に視聴者がタップすることができるボタンを設置し、視聴者が動画視聴時にリアルタイムでアクションを起こすことが出来る動画です。ユーザーに今までにはない新しい動画視聴体験をもたらしているとして、近年話題を呼んでいます。
インタラクティブ動画と普通の動画の違い
通常の動画
通常の動画は触ることはできません。視聴中に画面を触ったとしても、表示されるのはせいぜい再生・停止ボタンでしょう。そのため、動画視聴は配信されたものを見るだけの受動的な行為であり、視聴者の興味・関心にそぐわない場合、すぐに視聴をやめてしまうケースが多いです。 動画広告においては、いくら再生数が多くても視聴完了率が低ければ、動画が視聴されたとは言えず、広告効果は期待できません。
インタラクティブ動画
通常の動画に対して、インタラクティブ動画は自身で直接動画に「触る」ことが出来ます。視聴者の能動的なアクションによって、その後の動画展開を選択することができるため、集中した視聴へと導くことができます。
これによって、通常の動画では離脱をしてしまっていたユーザーを動画へ引き込むことができ、自然と視聴時間や視聴完了率の増加に繋がります。弊社では視聴完了率が84%にまで増加したケースが報告されています。
インタラクティブ動画のメリット
インタラクティブ動画には触れるという特徴から、エンゲージメントやコンバージョンの増加などの直接的なメリットだけでなく、通常の動画以上の高度な分析をすることが出来ます。
インタラクティブ動画の活用シーン
インタラクティブ動画はタップするというアクション性と双方向性を用いて、動画広告として様々なジャンルで活用されています。その中でも特に、視聴者とやり取りをするような形で、効果的に活用したインタラクティブ動画の事例をご紹介します。
アンドファクトリー様
アンドファクトリーの漫画アプリの宣伝で活用した事例です。漫画のストーリーが視聴者の選択で進んで行くため、続きが気になる視聴者の押したいという気持ちを喚起することで、直帰率(動画内をタップせずに離脱した割合)は2.74%と非常に低く、高いアクション数を記録しました。
セガゲームス・DLE様
龍が如くのアプリの事前登録を促すためのキャンペーン事例です。鷹の爪団のキャラクターと会話しながらストーリーを進めていくことで、視聴意欲を促進させることが出来ました。このインタラクティブ動画を用いて、動画視聴者の5人に1人が登録へと進み、ユーザー獲得を促進させました。
まとめ
スマートフォンの普及にによる動画広告の急増に伴い、他の動画広告との差別化を図ることができる新しい動画マーケティング手法としてインタラクティブ動画は期待されています。
動画を視聴者がタップできるという双方向性によって視聴者を動画に引き込み、通常の動画広告よりも高い効果を出すことを可能にしています。マーケティングのために動画制作を考えている方はこのインタラクティブ動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか。