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直帰率0.7%!インタラクティブ動画ではなぜ視聴者が離れない?
現在、多くの企業が自社のWebサイトを運営する際に、「直帰率」をサイトの指標として改善を行っています。直帰率はユーザーの行動をたどることができるとして、主にWebサイトの効果を図る数値として知られています。 このユーザーの行動の把握につながる数値を動画広告で計測出来たらどうでしょうか? そこで今回は、動画で離脱した場所を明確に測定し、動画の直帰率を計測できる「インタラクティブ動画」をご紹介します。
直帰率とは
直帰とはユーザーが最初のページだけを見て、サイトを離れていくという行為を指します。同一サイト内の違うページに移動することや、埋め込まれているリンクを踏んで他サイトへ移動するなどのアクションは起こさず、Uターンするような形で検索結果画面に戻ったり、ブラウザを閉じてしまうユーザーの行動を指します。
直帰率 = 直帰したセッション数 ÷ 全セッション数
直帰率はこの式で求められ、サイトの訪問者数全体の約何割が直帰してしまったのかを表します。
直帰率と離脱率の違いとは
直帰率と同じような形で記載される場合が多い離脱率ですが、この違いを見誤ってしまうと、動画の直帰率を計測する際の正確な分析に繋がらないため、正しく意味を把握する必要があります。
離脱という行為はユーザーがブラウザを閉じてしまったり、検索結果画面に戻ってしまうなど、サイト外へ離れていってしまう行動全体を指します。前述した直帰はこの離脱という行為の一部であり、サイト内で最初に訪れた1ページ目しか見ずに離脱した場合のことを指します。
下記図のようにアクセスした最初のページ(ページA)からアクションを起こして、サイト内を回遊せず、離脱してしまった割合を直帰率と言います。
直帰率が低いと何がいいの
直帰率が低いということはWebサイトにおいて、ユーザーがページから何かしらアクションを起こして、サイト内を回遊しているということになります。このサイト内の回遊行動は、ユーザーがそのサイトにおいて自身が求める情報を探したり、深く知ろうとする行為のため、多くの回遊行為がされているサイトはユーザーのニーズに合っていると認識され、検索結果の上位表示にも繋がります。
逆に、直帰率が高いサイトにはユーザーのニーズに合わない、サイト自体にユーザーが留まりたいと思う魅力がないなど何らかの問題があると言えます。つまり、視聴者がアクションを起こしたいと思える、魅力的なコンテンツとなれば、直帰率も改善されます。
動画における直帰率とは
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは、動画内に視聴者がタップすることができるボタン(インタラクティブスポット)を設置し、視聴者が動画視聴時にリアルタイムでアクションを起こすことが出来る動画です。
インタラクティブスポットを動画のストーリーが分岐するポイントとして設置することによって、視聴者自らが視聴したいストーリーを選択できるというアクション性の高い動画になり、ユーザーに今までにない新しい視聴体験をもたらすことが出来ます。
インタラクティブ動画の直帰率とは
前述のように、インタラクティブ動画はインタラクティブスポットをタップしながら動画を進めていくため、インタラクティブスポットごとに数値計測が可能です。そのため、動画から離脱してしまった際にもその場所が分かり、データとして記録することが出来ます。
離脱場所を把握できることにより、視聴を開始したものの動画内を一度もタップせずに離脱してしまった場合はその数値を動画の直帰率として換算し、Webサイトと同じ様な形の指標として表すことが出来ます。
動画で離脱場所が計測できるメリット
直帰率を計測することにより、視聴者がどのくらい関心を持ってその動画を視聴しているのかというユーザーの興味・関心の把握ができます。さらに直帰だけでなく、そのインタラクティブスポットごとの計測によって離脱場所の把握から、視聴者がどこで動画視聴をやめてしまっているのかという具体的な指標が数値として計測可能です。
このデータを基に動画の差し替えや、選択肢の変更など具体的な改善策を講じることができるため、明確なインタラクティブ動画の改善に繋がります。つまり、インタラクティブ動画で離脱場所を計測できることは、動画一つでPDCAサイクルを回すことが出来るというメリットがあります。
インタラクティブ動画はなぜ視聴者が離れないのか?
視聴者を惹きつける双方向性
動画上をタップすることが出来ることによって、双方向性を実現しています。このインタラクティブスポットごとに視聴者に選択を迫ることによって、動画の続きを見るために押したいと思わせることが出来ます。この選択は受動的であった視聴行為を見て触るという能動的な行為に変化させ、集中した視聴へと視聴者を導くことで、従来の動画では離脱をしてしまっていたかもしれないユーザーであっても、自然と動画への理解を深めることが出来ます。
ターゲットに合わせた動画の作成
インタラクティブ動画の双方向性を用いて、動画内で選択できるようにすることによって、視聴者自身が欲しい情報を取捨選択することができます。 それによって、通常の動画よりも視聴者の視聴意欲を増加させ、離脱をさせない動画にすることが出来ます。
直帰率が低い実際の事例とは
外務省様
外務省のODAの活動内容を説明動画での活用事例です。キャラクターと会話をしているような形で動画を進められるため、99%以上の人が動画内で何かしらのアクションを起こし、直帰率は0.74%に抑えられた事例です。
アンドファクトリー様
アンドファクトリー様の漫画アプリを宣伝での活用事例です。漫画のストーリーの続きが気になるという視聴者の押したいという気持ちを喚起することで、2.74%の直帰率をマークしました。
インタラクティブ動画の直帰率以外の効果
まとめ
直帰率はWebサイトを運用する上で、ユーザーの興味を数値化する非常に重要な要素の一つです。新しい動画マーケティング手法であるインタラクティブ動画においては、その直帰率を計測することが可能になります。動画の離脱場所を把握することによって動画の改善に役立て、動画一つでPDCAを回すことが可能になります。是非、この新しい動画広告手法を活用して効果を体験してみてはいかがでしょうか。