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触って理解を促進!インタラクティブ動画で新しい教育へ
インターネットの発展とPC・タブレットが普及した現代では幼児教育から中高生の教育、社内研修に至るまで様々な教育の現場において、タブレットなどの電子機器を使用した学習が多く行われています。タブレットを用いた多くの人々が、動画を用いた学習や双方向型のeラーニング(e-Learning)など今までにない集合型の教育形態ではない新しい形の学びをしています。 そこで今回は、新しい教育動画の形として話題を呼んでいるインタラクティブ動画についてご紹介します。
教育動画とは
教育と聞くと、学生というイメージが膨らむ方も多いとは思いますが、社会人であっても研修などの教育の現場は存在します。その教育現場を映像を用いてサポートするのが「教育動画」です。近年では、一つの部屋に集まって講義形式で行う社員研修の代わりに動画が採用されたり、PCやタブレットを用いて学生が自発的に学習する際に用いられることが一般的になってきました。
しかし、対面での教育の方が質は高いのではないか、なぜわざわざコストをかけてまで動画を作成するのか、と疑問に思う方もいるのではないかと思います。そこで教育動画のメリットについてご紹介します。
教育動画のメリット
理解が促進される
テキストベースの資料や教材の場合、文字と写真しかないため“内容理解が難しい”、“重要な部分を読み飛ばしてしまう” などの弊害があります。しかし、動画を用いることによって、文字や写真に加えて「映像」と「音」を用いることができるため、圧倒的に情報を多くダイレクトに伝達することができます。特に、動きのある映像は強調したい部分をはっきりと伝えることができるため、単調な資料を読み込む行為に比べて重要な部分の理解を促進させることに繋がります。
質の担保
同じ内容について教えていたとしても対面の場合、講師によってどうしても教え方や進度などに差が出てしまうことがあります。また、受講生同士の周りの理解レベルによっても授業のスピードは変化してしまいます。そのため、全員が同じ様にその教育を受けることができる教育動画はムラがある対面の授業に比べて、一定した教育の質を担保することができます。
反復学習
一度制作し、配信をすることによって、受講者側はいつでも何度でもその動画を視聴することができます。長時間で一度しかない授業や講義においては、その時間中ずっと集中を続けることは困難です。そのため、教育動画を用いることによって、自身の視聴したいスピードに合わせて再生スピードを調整し、重要なポイントは繰り返し見て、反復学習をする事で理解を促進させることに繋がります。
時間や場所の制約がない
通常の場合、講師となる教師や社員と時間を合わせて、同じタイミングで同じ場所にいることによって、初めて教育現場は成立します。しかし、動画を用いることによってその制約はなく、移動中などのスキマ時間などでも、場所を選ばずに学習することができます。この動画を活用することによって、遠隔地の従業員や通信教育などの教育現場に活用が可能です。現在我々が直面している新型コロナウィルスの影響によって、対面での講義が難しい場合においても、その価値を発揮することができます。
コスト削減
通常の場合教育をする際には時間や場所の制限だけでなく、教育コストというものがかってきてしまいます。教材や資料のコストに加え、講師側の人件費などを考慮して長中期的に判断すると、動画制作においては追加で料金がかかることがないため、非常にコストパフォーマンスは高いと言えます。
理解を促進させるインタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは動画内に視聴者がタップすることができるボタンを設置することで、自発的なアクションを促し、双方向的なやり取りが出来る動画です。この今までにない新しい視聴体験はユーザーの動画理解を促進させ、エンゲージメントやコンバージョンの増加など様々なメリットをもたらすことが出来ます。
インタラクティブ動画の双方向性によって、教育現場においても受講生1人1人にあった動画を提供することが出来るため、その活用が期待されています。通常の受動的な動画視聴では不可能な教育現場で見られるやり取りを可能にすることによって、視聴者の理解促進に貢献しています。
インタラクティブ動画を活用するメリット
タップで理解の促進
インタラクティブ動画を用いることによって、視聴者自らがアクションを起こすことができるため、受動的な動画視聴を能動的な学びの場に変えることが出来ます。さらに、ゲーム感覚でタップすることで動画を進めていけるという特性を活かして、小さい子供であっても集中した動画視聴が見込めます。
視聴時間の増加
多量の情報を詰め込むあまり、通常の教育動画では途中で飽きてしまったり、視聴をやめてしまう場合があります。しかし、動画の途中で自身で考え選択をできるインタラクティブ動画は、その時点で視聴行為が一旦リセットされるため、長い動画であったとしても視聴へのハードルを下げることができるようになります。
学びたい部分に直接リーチ
動画のチャプターごとに選択したシーンの視聴が可能なため、視聴者自身が望む情報に直接接触する事ができるため、視聴者の学習に寄り添った動画を作成することが可能になります。受講生個人のタイプに合った動画を提供することや、チャプター選択で重点的な学習を促進させることにも効果を発揮することが出来ます。
教育シーンにおけるインタラクティブ動画活用事例とは
外務省様
外務省のODAの活動内容を紹介したインタラクティブ動画事例です。視聴者が自身の視点で、動画内のキャラクターと会話するような形で動画を進めていけることによって、集中した視聴へと導き、理解を促進させた事例です。
ベネッセ様
ベネッセで行っている海外留学に関する事前研修動画への活用動画です。生徒を集めて行っていた8時間の研修を自宅にいながらでも受けられるようにし、ユーザー毎の点数等を把握によって個別で振り返りやフィードバックができるようになった事例です。
他分野での活用シーン
まとめ
企業の研修や学生の教育など、多くの教育シーンにおいて動画の活用が進んでいます。教育動画は“理解の促進”、“時間・場所に捉われない教育の実現” など多くのメリットをもたらしています。インタラクティブ動画はその教育動画をさらに効果的にすることによって、より高い水準の教育を行うことが可能になります。是非、教育現場への活用を検討してみてはいかがでしょうか。